【先生は大変】赴任先について

学校の規模が大きいとそれだけ先生の数も多く赴任させられます

1学年7,8クラスのマンモス校(全校生徒800名前後)では、

大体先生は50人前後います

 

先生の男女比等は、学校の生徒の実態によります

やんちゃで素行の悪い生徒が多い学校には、タフで屈強な男性教師が多く

文教地区内にある比較的落ち着いた学校には、女性や年配の先生が多いです

しかし若手の教員は、早いうちから楽な思いをすべきでないという

教育委員会の方針から前者に赴任となることが多いです

あとは県や市負担の教職員の旅費交通費を少なく抑えられるよう

家から近い学校になることが多いです

 

基本的に初任者(正規採用から1年間)は公共交通機関を利用して通勤するよう指示されます

初任者は1年間、試用期間中の身なので、例え家から学校が近くても

通勤時に自転車事故を起こしてしまうと立場が危うくなるので、自転車通勤は禁止されます

ベテラン先生は自家用車で通っていることも多いですが、学校の敷地内に駐車していると

ご近所の方からクレーム電話がかかって来るので自費で学校近くの月極駐車場を

借りて毎日駐車している方が多いです

 

それにしても初任者教師の負担はとても大きい…

1年間初任者研修があり毎週のように半日研修があります

電話応対、クレーム応対、身だしなみ、コンプライアンス

教科指導勉強会(教科ごとに班が組まれ、班の代表者が行う研究授業について指導主事と共に討議する)

学級運営勉強会(他教科の初任者らと班が組まれ、班の代表者が行う学活や道徳の授業について指導主事と共に討議する)

などなど、1年を通して複数回指導案を作成し、指導主事の先生に添削してもらいます

研修後には毎回、レポートを作成し学校内に常駐する指導教員にコメントを頂きます

その他にも年に4回教科の巡回指導(教科のお偉いさんが授業を見に来て辛辣なお言葉をくださる)と2回の地域巡回指導(教育委員会のお偉いさんが授業を見に来て励ましてくださる)があります

さらに、だいたい毎日2コマ(45分×2)先輩教員の授業を見学させてもらい、

学んだことや自分に取り入れたい点をレポートにまとめます

毎日平均で4,5時間担当の教科授業が入っているので、先輩教員の授業見学のある初任者は1分として休み時間がないことになります

生徒が下校する18時までまったく椅子に座れず一日中立ちっぱなしもザラだということです

大きな声では言えませんが、お手洗いにいくタイミングがなかなかないので、

先生(特に女性)はよく膀胱炎になります

 

初任者は大体最初の赴任先には4~6年いることが決まりです

2校目以降は1年からでも異動できます

 

赴任先についてひとまず書き留めました

何か思い出したらまた書き足します